Spotifyまとめ2023 for Advertisers:今年のグローバルトレンドトップ10を読み解く
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Spotifyユーザーのストリーミング習慣を振り返り、年間の傾向を読み解くSpotifyまとめ。今年はオーディエンスや広告主の皆さんがどうSpotifyを活用したかを深掘りするfor Advertisers版*もご紹介いたします。 *本記事はグローバル全体のトレンドをもとにしています。
2023年、オーディエンスはどうSpotifyを利用した?
1. パパ・ママ?それともパンクロッカー?
子持ち層だからといって子供向けのプレイリストを再生しているばかりではありません。親世代のユーザーは、パパ・ママモードを脱却し、内に秘めたワイルドな自分を追求する傾向が見られました。2023年は、親世代のユーザーは他のユーザーよりもヘビーメタルやパンクをストリーミングする傾向が強く、またポッドキャストではSpotify平均よりコメディを楽しんでいました1。
2. そのときの気分や感情でストリーミングする若年層
今年は自分の気分や感情と向き合う傾向が強く見られ、それがSpotifyのストリーミングにも表れました。Z世代による”失恋”プレイリスト(#bummersummer)の再生回数は+1338%、一方ミレニアル世代はポジティブなムードのコンテンツの聴取が+357%、スポーツ好き&健康志向の人は元気がでるコンテンツを選ぶ傾向が58%高くなりました。
3. 若年層には古いものが新しい
カタログアーティスト (18か月以上新作をリリースしていないアーティスト) の楽曲のストリーミングが全世界のZ世代で145%アップ (ミレニアル世代より+28%) しました。このトレンドは10代後半で236%+2と特に顕著で、ノスタルジーに傾倒し、自分にとって新しいアーティストを求めるこの傾向は、Z世代に特に顕著に表れています。
4. ウェルネスブームは継続
ウェルネスブームはSpotifyでも健在。瞑想、マインドフルネス、ヨガ、リラクゼーション、セルフラブのプレイリストやポッドキャストの利用が全世界で対前年で+492% (約5倍) となりました。このトレンドはミレニアル世代で最も顕著にみられます3。
広告主にとってのインサイト
“オーディエンスを理解する”ことはマーケティングの鉄則ですが、Spotifyでもエンゲージメントが最も高いタイミングがオーディエンスにリーチする格好のチャンスといえます。Z世代についてまとめたレポート、Culture Next、Spotifyユーザーがどうポッドキャストを選ぶかを調査したConsumer Decision Journey、そしてオーディエンスに響く広告の作り方をご紹介したデジタル音声広告の基本ガイドなどもぜひご覧ください。
カルチャーの対話を広げ続けるポッドキャスト
5. ポッドキャスト利用率は最高値を記録
ポッドキャストの人気は上昇傾向にあり、このトレンドは広告主の動きにも広がっています。Spotifyのポッドキャスト広告は、対前年で+40%と、史上最高の伸び率を記録しました4。
6. コメディが人気No. 1
2023年、人気No1のポッドキャストカテゴリーは全ストリーミングの26%を占めたコメディでした。よりカジュアルで単純に楽しいコンテンツも支持を集めました5。また、米リアリティ番組「Vanderpump Rules」のスキャンダルやメットガラなどのカルチャー現象などの影響でセレブ人気もポッドキャストの人気に大きく貢献し、2023年のセレブカテゴリーのコンテンツ視聴は+60%と伸長しました6。
7. ポッドキャストで拡がる対話
社会やカルチャー関連の話題を取り上げるポッドキャストは、エンゲージメントの高いオーディエンスを捉えています。この傾向は広告主の間でも見られ、2023年にSpotifyのポッドキャストで初めて広告を展開した広告主は、平均して95%のリーチ増を達成しています7。
広告主にとってのインサイト
Spotifyがまとめた2023 Podcast Trends Report の通り、2024年もポッドキャストは引き続き社会やカルチャー関連の話題に対してエンゲージメントの高いオーディエンスを捉える主要なコンテンツとなるでしょう。メッセージの効果向上については、CTA cards、 Spotify Audience Network、podcast adsなどのソリューションをぜひご検討ください。
*遷移先の記事はすべて英語です。
広告主にとってのインサイト
グローバルに展開するブランドはこのファンダムの影響力に気づき、世界各地に点在する少数でありながら熱狂的なファンとのエンゲージメントを試みています。高度なオーディエンスターゲティングやSponsored Playlistsなどを活用し、Spotify上であなたのブランドのファンベースを探してみませんか。
聴覚 × 視覚で大きな効果を発揮
9. Spotifyでも増える動画視聴
動画ポッドキャストを中心にSpotify上の動画視聴も対前年で48%増加しました。これは対前年で動画視聴にかける時間が136%増えたZ世代 が牽引するトレンドです11。
10. 2023年、「バラエティの豊かさ」は日常生活だけでなく広告キャンペーンにおいてもキーワードに
2023年を振り返ると、認知向上を目指すコミュニケーションの成功のカギはマルチフォーマットでした。Video Takeover、Sponsored Sessions、Audio Adフォーマット12を中心に、Spotifyのすべての広告フォーマットはブランドの認知、広告想起率向上に貢献しました。
広告主にとってのインサイト
2023年はまさに動画視聴の増加が広告チャンス増加につながった一年でした。動画のインプレションは、全世界で対前年+32%増となっており、動画広告プロダクトをはじめ、マルチフォーマットでキャンペーンメッセージを展開することで、Spotifyユーザーを目と耳の両方から捉えることをおすすめめします。
出典:
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年第1-2四半期と2022年第1-2四半期の比較
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、 2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、2022年上半期と2023年上半期の比較
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、2022年と2023年の比較
- Spotifyファーストパーティーデータ、2022年と2023年の比較
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月
- Spotifyファーストパーティーデータ、2022年第2四半期〜2023年第2四半期
- Spotifyファーストパーティーデータ、2023年1-10月