ニュース

デジタル音声広告がエンターテインメント広告に最適である理由

音楽が映画やテレビ番組の名脇役であることは誰でも知っています。

映画『タイタニック』はセリーヌ・ディオンの音楽抜きに語れませんし、人気ドラマ『ザ・ソプラノズ』の印象深いラストはジャーニーの「Don’t Stop Believing」あってこそです。

最近は、サウンドトラックの CD を買う人は減ったかもしれません。しかし、エンターテインメントのファンは、デジタル音楽配信を通じて、これまでにない形で最新の映画や番組と接することができます。たとえば、サウンドトラックのプレイリストを聴いて次の大作への期待を高めたり、作品の視聴後にあらためてその世界に浸ることもできます。最近の調査では、ミレニアル世代の Spotify Free 利用者の 56% が、プレイリストの聴取を通じて新しい映画を知った経験があると回答しました。1 ポッドキャストでも、最新の (あるいは懐かしの) 映画やドラマを取り上げている番組はいくつもあります。(英語ポッドキャスト)

音楽、ポッドキャスト、デジタル音声広告は、新たなエンタメコンテンツとの出会いを導きます。特に Spotify の場合、広告が入る無料版のリスナーの 98% は、有料の動画配信サービスにも加入しており、しかも複数サービスを利用しています。1 特筆すべきは、Spotify のリスナーが音声広告を邪魔者扱いしていない点です。実際、Spotify Free 利用者の 53% は、見たことがない映画や番組の存在を知るうえで、広告が役に立っていると考えています。1

音声は作品の告知に役立つだけでなく、リスナーを映画やテレビ番組の世界へといざなう強力な媒体にもなります。たとえば、ソニー・ピクチャーズと Spotify のタイアップでは(英語記事)、映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』の封切りを前に、リスナーを 1969 年にタイムスリップさせるプレイリスト (クエンティン・タランティーノ監督自身のコメントの入ったプレイリストもありました) や、この映画のサウンドトラックを 1 曲ずつ掘り下げた独自のポッドキャスト番組を配信しました。

ポッドキャストと言えば、ワーナー・ブラザースと DC は Spotify と提携し(英語記事)、DC のキャラクターが登場するオリジナルのオーディオドラマの配信を計画しています。作品のファンは、ポッドキャストを通じて、お気に入りのキャラクターやストーリーを新たな形で体験できます。エンターテインメントのマーケターは、ポッドキャストを通じて、ファンを自然な形で魅了できます。

音声の力を生かせるのは、フィクションの作品だけではありません。BBC と Spotify のタイアップ(英語記事)では、ドキュメンタリーシリーズ「Seven Worlds, One Planet」の放映にあわせて、世界各地の自然界の音を取り入れた 3D 音声広告を共同で制作しました。臨場感あふれる音でリスナーを別世界へといざなった後で、番組でおなじみのデヴィッド・アッテンボロー氏のナレーションが入ります。このキャンペーンでは、BBC の顔とも言える自然ドキュメンタリー番組を、若い世代のリスナーに知ってもらうことができました。

エンターテインメント企業が Spotify でキャンペーンを展開するには、今が絶好のタイミングです。コロナ禍による外出制限が続き、最新作を家で楽しむ人が大勢いる状況では、昔ながらのチャネルで視聴者をこれまでどおり獲得できる保証はありません。屋外広告や映画の予告編を目にする人は確実に減っていますし、ラジオも以前ほどの効果はありません。実際、Spotify の広告入り無料プランを利用しているリスナーは、音楽配信サービスで新しいエンターテインメントコンテンツに出会う確率はラジオ放送の 2 倍と回答しています。1

しかも Spotify は、一人ひとりに合った音楽やポッドキャストを提案するレコメンド機能で定評があります。その効果は、エンターテインメント企業にも波及します。Spotify で映画や番組の広告が入ることについて、他のプラットフォームに比べプラスの印象を抱いているリスナーは 66% に上ります。1

Spotify リスナーの視聴傾向と、ブランドとして注目すべき情報をまとめたインフォグラフィックがありますので、ぜひご確認ください。

  1. 「Spotify/Qualtrics Entertainment Study」、米国の 13 歳以上の 6,500 人に調査、2020 年 8 月

レポートの全文は、記事原文(英語)のリンクからダウンロードできます。

Looking for something a little more custom? Let's talk.