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メディアミックスにおけるSpotify広告のはじめ方

Spotifyは現在180以上の国と地域で2億3,600万人の有料会員を含む6億200万人のユーザーが利用する、世界で最も人気のあるオーディオストリーミングサービスです。そのSpotifyのマルチプラットフォーム広告の中でも、曲の合間に配信されるデジタル音声広告は、他のメディアとの相性もよく、キャンペーン設定の仕方次第で高い広告効果を得ることができます。

今回、ビデオリサーチ社が保有する日本最大級のマーケティングデータ「ACR/ex」を元に、下記分析結果からSpotify広告の効果を可視化しました。

Spotifyはテレビとの相性がいい

Spotifyリスナーの多くは、通勤・通学、ワークアウト、ランニング、勉強や家事をしながらなど、1日のあらゆるモーメントでオーディオを聴いています。また、エンゲージメントが高く、没入感が深いことも特徴です。広告に対してポジティブな印象を持っているリスナーが多く、音声広告の完全聴取率も96%以上1と高くなっています。Spotifyは誰もが自分らしくいられる場所であり、気分を高めるために訪れる場所なので、リスナーのコンテキストを理解し、関連性の高いブランドメッセージを適切なモーメントで伝えることで、想起率を高め、ブランドの質的な成長につなげることができます。

「ビデオリサーチの特許ロジックである『クロスメディア効果推計』(特許第7329708) を用いて認知領域の効果推計を行ったところ、TVにSpotifyを組み合わせることでTV単体よりも120~140%効果が高まるという結果でした。比較対象の他のデジタル広告との組み合わせよりもおよそ1.2倍推計効果が高いです。 より没入感の高い状況で提示された広告情報は受容性が高まる、プライミング効果のような状態をSpotifyが作り出しているためだと言えるでしょう。」(ビデオリサーチ 吉田氏)

同じ広告接点でもSpotifyの接点は優良であり、通常のデジタル広告よりも1.2倍効率的にクロスメディア効果を発揮させることができます。

新しい商品やサービスが発売された事を知る2

  • TV + Spotify広告 123% (+18% vs デジタル広告I)
  • TV + デジタル広告I 105%

新製品の名前を覚えやすい3

  • TV + Spotify広告 119% (+19% vs デジタル広告I)
  • TV + デジタル広告I 100%

つい見てしまう広告4

  • TV + Spotify広告 139% (+26% vs デジタル広告T)
  • TV + デジタル広告T 113%

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若年層へのアプローチにも効果的

また、若年層のブランドや商品に対する印象が高まるだけでなく、購買にもつながっています。

企業や商品に親しみがわく5

  • TV + Spotify広告 128% (+34% vs デジタル広告TT)
  • TV + デジタル広告TT 94%

その商品をすぐに買う6

  • TV + Spotify広告 121% (+21% vs デジタル広告F)
  • TV + デジタル広告F 100%

掲載されているお店に行ったことがある7

  • TV + Spotify広告 144% (+38% vs デジタル広告3媒体)
  • TV + デジタル広告3媒体 106%

何か行動するときに参考にする8

  • TV + Spotify広告 140% (+35% vs デジタル広告2媒体)
  • TV + デジタル広告2媒体 105%

2023年にSpotifyの若年層リスナーに関する年次調査『Culture Next report』をリリースしましたが、情報の「深さ」を求めるZ世代やミレニアル世代はSpotify上での情報に好意的であり、情報やトレンドを得ること、また得た情報やトレンドを積極的に拡散していることがこの調査でも分かりました。

タイムリーな情報を知るきっかけになる9

  • TV + Spotify広告 138% (+33% vs デジタル広告3媒体)
  • TV + デジタル広告3媒体 104%

広告の内容についてブログやSNSに書き込む10

  • TV + Spotify広告 158% (+75% vs デジタル広告TT)
  • TV + デジタル広告TT 83%

テレビだけでなくYouTubeとも相性がいいSpotify

YouTubeは夜に視聴する人が多く、Spotifyとは利用時間が異なるため、企業は1日を通してメッセージを伝えることができます。

「先ほどと同様にクロスメディア効果推計をYouTubeとの組み合わせで見たところ、ここでもSpotifyは高い結果が示されました。TVでクロスメディア効果が高かった認知系指標に加え、「親しみがわく」という情緒指標でも130%程度のクロスメディア効果が期待できる結果です。これもTV同様、他デジタル広告よりも高いことがわかります。」(ビデオリサーチ吉田氏)

テレビと組み合わせるだけでなく、YouTube広告とも組み合わせることで認知だけでなく情緒面のつながりも醸成できます。Spotifyの接点が自分らしくいられる場所であるからこその情緒的なつながりが期待できることを示す結果でしょう。

新製品の名前を覚えやすい11

  • YouTube + Spotify広告 122% (+22% vs デジタル広告I )
  • YouTube + デジタル広告I 100%

企業や商品に親しみがわく12

  • YouTube + Spotify 128% (+22% vs デジタル広告X)
  • YouTube + デジタル広告X 106%

つい見てしまう広告13

  • YouTube + Spotify 131% (+23% vs デジタル広告X)
  • YouTube + デジタル広告X 108%

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Spotifyを動画やテレビと組み合わせ、モーメントに合わせてメッセージを組立てることで、高い広告効果につなげていきましょう。

最後までお読みいただきありがとうございました。Spotify広告で世界中のSpotifyリスナーにメッセージを届けたい広告主の皆さまは、ぜひ下記の「お問い合わせフォーム」からご連絡ください。

出典:

  1. Spotifyファーストパーティーデータ、2024年第1四半期 2-13. マーケティングデータ「ACR/ex」、クロスメディアでの広告効果、調査地域:東京50Km圏、調査時期:2023年4-6月

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