Google、B2B ポッドキャストの広告でビジネスリスナーに効果的にリーチ
Google(米国) は自社の B2B ポッドキャストを宣伝する場所として、熱心なリスナーの多い Spotify を選びました。
- 17 pp
認知度
「Think with Google Podcast」の認知度が 17 ポイント上昇 - 16 pp
広告想起率
Spotify 上の Google 広告の想起率が 16 ポイント上昇
概要
Google は、B2B の話題を扱う新しいポッドキャスト「Think with Google Podcast」(英語)をビジネスリスナーに効果的に宣伝する方法を探していました。
ソリューション
Google のマーケティング情報サイト「Think with Google」の制作チームは、音声にはストーリーを届ける力があること、また多くのビジネスリスナーが会話形式のポッドキャストを聞いていることを知って、2020 年にポッドキャストの配信を開始しました。Spotify の制作スタジオの 1 つ Gimlet と提携して、マーケティング業界の注目トレンドを取り上げた 5 エピソード限定のポッドキャストを作成し、このポッドキャストを宣伝する手段として Spotify に注目しました。Spotify のリスナーなら、確実に耳を傾けてくれると考えたからです。
Spotify のリスナーの多くは、真剣にビジネスに取り組んでいる人たちです。米国の全 Spotify リスナーの 27% が、さまざまな業界でビジネス上の意思決定権を持つ人々であることがわかっています。*
Google の制作チームは、Spotify の音声広告とディスプレイ広告でこのポッドキャストを紹介し、リスナーに聴取を呼びかけました。さらに、「The Pitch」、「ReplyAll」、「Startup」などのビジネスポッドキャストで、エピソードの冒頭や途中に差し込まれる広告を流しました。リスナーが聞いているポッドキャストの内容に関連する広告を出すことで、ちょうどビジネス系コンテンツへの関心が高まっているリスナーにリーチすることができました。また、ポッドキャストの司会者を広告のナレーションに起用することで、実際のポッドキャストの雰囲気を伝え、リスナーが自然に聞きたくなるような流れを作りました。
その他にもさまざまな方法で、リスナーと出会う機会を作りました。たとえば、ビジネス分野のポッドキャストを最近聞き始めたばかりのリスナーに対し、「Think with Google Podcast」を紹介する独自の音声広告とディスプレイ広告を配信することもしました。こうした多様なアプローチにより、お気に入りのビジネスポッドキャストを聞いている最中のリスナーや、音楽を聴く合間にちょっと違ったものを聞こうとしているリスナーなど、さまざまな状況のリスナーにリーチできました。
このキャンペーンが成功したことで、さまざまな業界のビジネス上の意思決定権を持つ人たちが、インサイトやひらめきを求めて Spotify を利用していることが明らかになりました。
効果
- ビジネスに関心を持つリスナーにポッドキャストを宣伝したことで、「Think with Google Podcast」の認知度は 17 ポイント上昇しました。
- ポッドキャストの司会者が番組内容を手短に紹介したことで、広告想起率は 16 ポイント上昇しました。
- このキャンペーンで番組の目的を説明したことにより、「Think with Google」というタイトルから「消費者の行動とトレンドに関する有意義なインサイト」を連想するリスナーの割合が 5% 増加しました。
原文(英語)