デンソー: Spotifyの音声広告で若年層の認知拡大を狙う
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株式会社デンソーの若年層向けのブランド認知獲得施策のひとつ、「Spotify広告」の活用事例を紹介します。OTT広告、動画広告、ラジオ広告とも異なるSpotifyの音声広告ならではの強みとは?
メディアミックス:
業種: 製造
キャンペーン目的: ブランドの認知向上
マーケット: 日本
キャンペーン期間: (1回目) 2024年3月、(2回目) 2024年5月〜6月
購入方法: 純広告
フォーマット: オーディオ
ターゲティング: (1回目) 13-40歳、スマートフォン (2回目) 13-24歳、スマートフォン
ゴール
若年層に対するブランド認知の獲得
同社はもともと、若年層に対する「デンソー」のブランド認知拡大施策として動画広告を中心に展開していましたが、より多くの若年層とタッチポイントをつくるため、新たな打ち手としてSpotifyの音声広告の活用を開始しました。
ソリューション
Spotify特有の若年層ユーザーの多さやターゲティングメニューの有無、「ながら聴き」で広告を耳にしてもらうことができることなどに魅力を感じ、Spotifyの音声広告を活用しました。 以前はその他の音声媒体も活用していたそうですが、現在は若年層ユーザー数とコスト効率の観点で、音声広告はSpotifyに一本化。クリエイティブは既存の動画広告から抜き出しコストを最小限におさえた音声素材を使用。社名を繰り返すクリエイティブで、オーディエンスにブランドを印象付けました。
00:00 / 00:00
🎧 サウンドをチェック。オーディオをオンにしてください。
成果 (1回目)
- +20
ポイント¹
広告想起
広告非接触者に対する広告想起の増加ポイント数 - +9
ポイント¹
ブランド認知
広告非接触者に対する認知度の増加ポイント数 - 2倍
クリック率²
想定CTRに対して2倍高いCTR
成果 (2回目)
- +19
ポイント¹
広告想起
広告非接触者に対する広告想起の増加ポイント数 - +14
ポイント¹
ブランド認知
広告非接触者に対する認知度の増加ポイント数 - 2倍
クリック率²
想定CTRに対して2倍高いCTR
1回目のキャンペーンでは初回ということもあり13-40歳と広くターゲティングしていましたが、キャンペーンの主要ターゲットである若年層の広告パフォーマンスが特に高く、広告クリエイティブと主要ターゲットの相性の良さが確認できたため、2回目は13-24歳に絞ってターゲティングし、より効率良く効果的にメッセージを届けました。
主目的であったブランド認知において高いリフトを獲得できたことはもちろん、広告想起のリフトが各回でそれぞれ約20ポイントあり、音声広告を通じてブランドをオーディエンスの記憶に残せたことが証明されました。この結果を受け、8月、10-12月にもキャンペーンを実施し、通年で継続的にSpotify広告をご活用いただいています。
また、同社はさまざまなイベントや展示会など、オフラインでのコミュニケーションにも力を入れていますが、キャンペーン実施後は学生から「CM聴きました」という声や、SNS上でSpotify広告についてのコメントが見聞きされるようになるなど、定性的にも広告効果を実感いただいています。
「Spotifyの音声広告は、音楽と音楽の合間に流れる広告だからこそ、クリエイティブの工夫によっては、その「違和感」が、リスナーの耳に止まり、印象に残る可能性をもっていると思います。まだまだ勉強中ですが、今後はより、リスナーの方の興味を惹くクリエイティブを制作して、費用対効果をあげられればと考えています。また、Spotify音声広告のみならず、出展イベントとのコラボ企画でも、認知獲得のフィールドを拡げていけたらと思います。」
株式会社デンソー 広報渉外部 ブランド推進室 担当係長 坂井理紗氏
最後までお読みいただきありがとうございました。
出典:
- Spotify Brand Lift (1回目: 2024/03/07 - 2024/03/28、2回目: 2024/05/23 - 2024/06/25)
- Spotify ファーストパーティーデータ