リスナーの日常生活で効果を発揮するデジタル音声。
音波は実際どのように私たちの耳を通り、心や精神に強い影響を与えているのでしょうか?そして、それは広告とどのように関係しますか?Spotifyは、この種のものでは初めてとなる生体測定調査を実施し、音楽とポッドキャストが人体に及ぼす効果についてさらに詳しく知ることができました。<sup>1</sup>この資料は、広告主の皆さんがオーディエンスに適切なモーメントで、適切なメッセージを適切なトーンで伝えるためのガイドラインとして役立ちます。
Spotifyがリスナーの日常生活を豊かにするといえる科学的根拠を見てみましょう。
リスナーは朝から晩まで夢中。デジタル音声はリスナーの日常生活の一部です。
63%の調査参加者が認めているように、Spotifyはリスナーの日常生活に欠かせない存在になっています。リスナーはウォーキング中も、読書や料理をしているときも、勉強中や寝ているときもずっと聴いているのです。2Spotifyは生活を彩るわき役というより、もはや生活の中心を占めています。料理やワークアウトといった活動をしながらSpotifyを聴いているリスナーもいますが、調査ではそのような場合でも、3分の1以上の参加者が、再生しているオーディオに注意を集中していると言っています。3
リスナーのデジタル音声に対する生理的なエンゲージメントは、広告を聴いている間も保たれます。
音楽やポッドキャストを耳で聴くことと広告を聴くことは、似ているようで異なります。しかし、調査によると、Spotifyリスナーについては、高いエンゲージメントレベルがオーディオ広告を聴いている間も保たれたのです。これは広告主にとって朗報です。オーディオコンテンツのインパクトが強いほど、それに続く広告のインパクトも強くなるということだからです。
- 60%
60%のリスナーの広告エンゲージメントは、直前に聴いた音楽やポッドキャストなどのオーディオコンテンツの影響により、高く保たれていました。⁴
何を再生するにしても、Spotifyを聴けばリスナーはご機嫌です。
音楽が人体に与える物理的な影響については、説明するまでもないでしょう。ビートが刻まれ、ベースラインが響けば、体は自然とリズムに合わせて動きだします。では、音楽とポッドキャストは私たちの気分にどのような影響を与えているのでしょうか?一部の調査参加者は、聴いた時間、聴いた内容、そのときの活動にかかわらず、Spotifyを聴いた後に気分が良くなったと報告しています。5こうしたメンタルヘルスへの良い影響は、ある人にとっては補足的な効果にすぎないかもしれませんが、その効果が大きな意味をもつ場合もあります。多くのSonic Scienceの調査参加者は、気分転換を目的としてSpotifyを利用していると報告しています。6
リスナーがSpotifyでストリーミングする音楽は、その日常生活をリアルに反映しています。
これは単なる憶測ではありません。この種の調査では初めて、実際にリスナーの音楽の選択がリスナーの物理的環境および活動と相互に関連しているという明確な証拠を得ることができたのです。つまり、リスナーの音楽の好みは何らかの影響を受けることで生まれるということです。リスナーは1日のうちにさまざまな身体的、感情的、メンタル的なニーズを感じ、その特定のニーズを満たすためにオーディオを活用しているのです。Spotifyではリスナーのさまざまなコンテキストを把握しているため、広告主の皆さんが1日中いつでも最適な方法でSpotifyのプラットフォームでリスナーにアプローチできるようガイドすることができます。
- 73%
調査参加者のうち73%が、広告のトーンがそのときの活動に合っていれば、オーディオストリーミングサービスで積極的に広告を聴くと回答しています。⁷
Spotifyリスナーは聴いた広告を記憶しているため、コンバージョンにつながります。
音楽を聴いていたか、ポッドキャストを聴いていたかに関わらず、Sonic Scienceの調査参加者は、聴いたブランドについて非常に効果的に思い出すことができました。しかも、Spotifyリスナーは広告を覚えているだけではなく、商品を購入します。調査参加者のうち5人に1人が、Spotifyで広告を聴いた後に、広告で紹介されていたブランドや商品をインターネットでチェックしたと報告したのです。8
Spotifyがリスナーの日常生活を豊かにするといえる科学的根拠を見てみましょう。
リスナーがあらゆるモーメントで聴いているSpotifyなら、より最適なタイミングと場所でリスナーにリーチできます。
Spotifyの調査では、Spotifyを聴いていたリスナーのエンゲージメント、ムード、広告想起率すべてが大きく向上したことがわかりました。また、Spotifyのファーストパーティーデータ (Streaming Intelligence) から、リスナーの物理的コンテキストがストリーミングの選択にどのように反映されるかについても明らかになりました。ほかにも、主要なオーディエンス層がそれぞれ、類似するコンテキストでオーディオを楽しんでいるというユニークなデータも得ることができました (例:父親と10代の娘が同じプレイリストを楽しむことはあまりありません)。とはいえ、調査でわかったことはまだまだあります…
ワークアウト
リスナーは、ランニングするときも、スピニングやケトルベルのスイングをするときも、Spotifyを聴きながら汗を流しています。 Spotifyの調査によると、ワークアウト中は、バウンス感やダンス感の値の高い (ヒップホップ、EDMなど)、活動を促してやる気を高める楽曲が主に聴かれていることがわかりました。ミレニアル世代については、安らぎやエナジーを感じられるノスタルジックな楽曲を好む傾向があり、80年代、90年代、2000年代のロックを聴いていました。
クリエイティブのヒント
広告のスタイルが、その前後のコンテンツのスタイルに合っていれば、広告は最も効果的なものになります。一方、コンテンツに合っていないと、耳障りで不快な広告になってしまいます。
このモーメントに合った楽曲を聴く。
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通勤/通学
車や電車でも、バスや徒歩でも、通勤/通学の時間は誰にとっても有意義な時間というわけではありません。でも、Spotifyリスナーは、その時間も有効に活用できることを知っています。 一人で移動する場合でも、家族の送り迎えをする場合でも、オーディオを活用して、気分転換したり、新しい視点を学んだりしているのです。
クリエイティブのヒント
運転中のリスナーは、道路を見ていて行動喚起メッセージにすぐ対応できないため、URLを覚えやすいものにしてください。ポッドキャスト広告の場合は、リスナーに後で再表示されるCTA (行動喚起) カードを活用しましょう。
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料理
オーディオはどんな料理にも合う調味料です。 すてきな音楽があれば、退屈な夕食の準備もファミリーミュージカルに早変わり。2人だけの夕食も、ロマンチックなダンスパーティーになります。料理中は、リスナーがクリエイティブに情報を取り入れようとしているモーメントです。つまり、新しいアルバム、アーティスト、ポッドキャスト、ブランドにも興味をもつ可能性が高くなるということです。
クリエイティブのヒント
リスナーがほかの活動をしながら広告を聴く場合は、メッセージを明確に伝えることが重要です。ブランドメッセージが耳で聴くだけではっきり理解できる内容になっていることを確認してください。また、ほかのさまざまなメッセージと混同されないようにしてください。
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オーディエンスの気分に合わせてメッセージを伝えるにはどうしたらよいでしょうか?Sonic Science Vol. 2では、とっておきのヒントと秘訣をご紹介します。
Spotifyの調査では、オーディオがリスナーの生活に与える本当の影響について明らかになりました。料理や勉強をするとき、通勤/通学中、友達と過ごす時間など、オーディオは朝から晩まで1日中ずっと、あらゆる場面で聴かれています。オーディオが果たすパーソナル性の高い役割と、音楽とポッドキャストの両方が人体に及ぼす効果について理解すれば、Spotifyリスナーに適切なモーメントで、適切なメッセージを適切なトーンで伝えるために広告主が必要なことについて、より深いインサイトを得ることができるのです。
こちらのレポート全文をダウンロードして、コンテキストが重要だと言える理由、没入感のあるサウンドでより魅力的な広告を作る方法など、詳しい情報をチェックできます。 さっそく始めてみませんか?Spotifyのセルフサービス広告プラットフォームであるAd Studioを利用すれば、どんなブランドや企業でも記憶に残る広告キャンペーンを簡単に作成して、実際的なビジネス成果を得られます。
Sources:
- メソドロジー:Spotifyは、心理生理学的測定を行っているMindProber社と提携し、米国と英国のSpotifyユーザーを対象に皮膚電気活動の測定を行いました。MindProberは、参加者に日常生活のなかでSpotifyを聴いてもらい (通勤、仕事、ジムでの運動、料理をしているとき、自宅でリラックスしているときなど)、ハンドセンサーを使って1時間以上のリスニングセッションでの参加者の生理学的データを収集しました。参加者には、普段聴いているのに近い時間帯と場所、およびオーディオの内容を選択してもらい、リスニングセッションの間は、音楽やポッドキャストのほか、リール広告とモック広告の両方を聴いてもらいました。各セッションの前後にアンケートが実施され、参加者の活動、ムード、広告想起、購買意向についても情報が収集されました。ユースカルチャーエージェンシーであるArchrivalは、より深い定性的知識を得るためにサンプルとなる参加者と面談しました。MITのLaboratory for Computational Auditionの主任であるJosh McDermott博士が調査全体のアドバイザーを務めています。
- MindProberポストプロジェクト調査
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- MindProberテクニカルレポート
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