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Spotifyのブランドセーフティへの取り組み

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Spotifyでは、プロダクトを提供するにあたりブランドセーフティを最も大切にしています。それは、ブランドや代理店にとって、慎重に築いてきたブランドイメージ守ることがいかに重要かを理解しているからです。

私たちのゴールは、数百万の広告主やクリエイターの皆さまが、信頼できる環境で数億人のファンたちとつながることができるよう、さらに高い透明性と使いやすい機能を提供し、オーディオのブランドセーフティ水準を引き上げることです。

私たちはこのゴールを達成するため、Spotifyプラットフォームのブランドセーフティや適合性、広告配信に利用可能な収益化されたコンテンツへの投資を増やしてきました。さらに現在は、ゴールにより近づくため、 人材ポリシーテクノロジー を組み合わせた取り組みを行っています。本記事では、これらの要素がどのように融合してブランドセーフなプラットフォームを作り、広告主独自のブランドメッセージに沿った魅力的な広告を実現するのかを解説します。

Spotifyの人材

人工知能はブランドセーフティを担保するうえで重要な役割を担っています。とはいえ、絶えず進化するブランドセーフティという分野の複雑性や課題に取り組むためには、人間の専門家からのアドバイスが欠かせません。当社のブランドセーフティチームは、Spotifyが広告主の皆さまにとって信頼できるプラットフォームであり続けられるよう、日々尽力しています。また当社の従業員は、広告主の皆さまに、より安全でより透明性の高い体験を提供するため、パートナーシップの締結、コンテンツの審査、ソリューションの構築に取り組んでいます。私たちは、リアルな経験とインサイトを持つ業界の専門家からアドバイスを得ながら、ロードマップの作成やブランドセーフティの取り組みを行うことにも注力しています。また、直近発表したIntegral Ad Science (IAS) とのパートナーシップの締結のように、社内のオペレーションやアウトプットを検証するために、重要なサードパーティーとのパートナーシップを活用しています。

このような取り組みの継続的な拡大と、業界の専門家やアドバイザーとのパートナーシップの強化から、ブランドセーフティに対して当社がいかに積極的にアプローチしているかがおわかりいただけるかと思います。

Spotifyのポリシー

Spotifyでは、業界での標準的な原則に基づいて、コンテンツとブランドセーフティに関するポリシーを定めています。当社のプラットフォームルールは、ユーザー、広告主、クリエイターにとって有害と考えられるコンテンツに対処していますが、当社の収益化されたコンテンツに対するポリシーは、広告主やブランドにとって適切でないコンテンツの収益化を防止しています。このポリシーは、デジタルメディアプラットフォームの有害コンテンツと、広告による有害コンテンツの収益化という課題に対処するためにWorld Federation of Advertisersが定めた業界横断的なイニシアチブのGlobal Alliance for Responsible Media (GARM) に沿ったより厳格な規定です。

Spotifyのテクノロジー

Spotifyは、広告主にリスナーが画面を見ていないモーメントに100%のシェアオブボイス (SOV) を提供します。他社と競合することなくリスナーの注意を引き付けることができるので、効果的です。またSpotifyは、広告主の幅広い要望に対応しており、それぞれのニーズに合わせてキャンペーンをカスタマイズすることができます。たとえば、Spotify Audience Network (SPAN)では、[Sensitive Topics (デリケートなトピック)] に関するより詳細な管理が可能になり (GARMのブランドセーフティ基準に追加で)、ブランドの価値観に合わないポッドキャストのコンテンツを除外できるようになりました。

さらに、「Contextual Topics」や「Sensitive Topics」といったトピックターゲティング機能を利用すれば、特定のトピックをターゲットにすることや回避することが簡単にできます。こうしたトピックの機能では、ポッドキャストのエピソードをテキストに変換し分析するテクノロジーが活用されています。これにより、単純にキーワードを特定するだけではなく、言語、感情、コンテキストを理解できるため、Spotifyではブランドにとって最適なコンテンツで最適な広告配信ができるのです。

ブランドセーフティを100%保証できるプラットフォームはありませんが、Spotifyは次の方法でオーディオのブランドセーフティの水準を引き上げることにコミットしています。

  • ブランドにとって 安全で信頼できる環境 を作る
  • ブランドセーフな環境づくりの効果についての 透明性を保つ
  • 広告主がより 自由にカスタマイズや管理を行える ようにする

Spotifyはブランドセーフティに真摯に取り組み、広告主、クリエイター、リスナーの利益のために、これからも専門家と提携し、プラットフォームの機能やプロダクト性能の向上のために積極的に投資していきます。すべてが常に正しくかつ効果的に働くとは限りませんが、私たちは学び、成長し、進化してくことに努めます。

Spotifyのブランドセーフティへの取り組みに関する詳しい情報や、キャンペーンに関するご相談については、 Spotifyの営業担当者までご連絡ください 。また、 Spotify Advertisingのニュースレターに登録 すると、最新のプロダクト関連情報やインサイトなどをチェックすることができます。